「古い押入れをリフォームできないか」と考えたことはありませんか?
押入れはリフォームされることの多い収納で、数多くのアイデアがあります。
押入れのリフォームを成功させるには、押入れの特徴を押さえておくことが大切です。
この記事では、押入れのリフォームに役立つ知識をまとめました。
押入れはいろいろなリフォームが可能です。
押入れに新しい機能を与える方法だけでなく、クローゼットなどの別の用途に活用できるものに変える方法もあります。
簡単なリフォームであればDIYでもできるため、自分で押入れのリフォームに挑戦する方も多いです。
押入れのリフォームをする場合、サイズがどれ位あるか知っておく必要があります。
押入れは一般的に以下のサイズで設置されています。
押入れリフォームは、サイズの間隔をよく理解した上でリフォームを行いましょう。
寸法 | 平均サイズ |
間口 | 165~180cm (平均170cm前後) |
高さ | 上段:90~100cm 下段:65~75cm(平均70cm) |
奥行 | 80~90cm |
リフォームの参考として、実際に行われている押入れのリフォーム例をご紹介します。
■作りつけ家具の設置
■襖紙の貼りかえ
■折れ戸と稼働棚の設置
■ウォークインクローゼットに変更
■書斎や作業用スペース化
押入れの機能やデザインを向上させるタイプのリフォームとしては、押入れ内に作りつけの棚やタンスを取りつける・襖紙を新しいものに貼りかえる方法があります。
業者に施工を依頼するリフォームでは、襖を折れ戸に変える・稼働棚の設置など機能面を追求する方法も可能です。
もう少し規模の大きいリフォームでは、押入れの中身を取っ払った上で拡張してウォークインクローゼットにする方法もあります。
押入れの中に本棚や机を設置して、書斎や作業スペースとして活用できる小部屋に変えるリフォームも人気です。
押入れリフォームを業者に依頼する場合、押入れの解体や撤去費と、リフォームの施工費が発生します。
リフォーム内容で価格が変化するため、予算とリフォームの内容に注意しましょう。
以下の図は、押入れリフォームの際に発生する工事費の費用目安をまとめたものです。
工事費の名称 | 費用目安 |
押入れの解体・撤去費 | 1万円~3万円 |
棚板・パイプの設置費 | 1万5千円~2万円 |
クローゼットの壁・床の補強工事費 | 1万円~2万円 |
扉材本体と貼りつけ工事費 | 6万円~10万円 |
諸経費 (廃棄物の処分など) |
2万円 |
これだけでは具体的に想像しにくい方もいらっしゃるかと思います。
次の図は先ほどご紹介したリフォーム例の費用相場です。
リフォーム内容 | 費用相場 |
クローゼット | 8万円~20万円 |
ウォークインクローゼット | 20万円~50万円 |
書斎などの作業スペース化 | 10万円~20万円 |
襖紙の貼り替え | 片面2千円~ |
これらの費用はあくまでも目安です。
押入れの状態やリフォーム内容で実際の価格は変わります。
必ず見積もりを出してもらった上で施工を依頼しましょう。
押入れのリフォームで注意が必要なのは、費用だけではありません。
以下の注意点にも気を付けましょう。
押入れをリフォームする場合、押入れの状態やリフォームの内容に合わせて床の補強や断熱材による結露予防などの処置が必要です。
安全に活用するための施工ができなければ、当然リフォームはできません。
押入れの状態やリフォーム内容で、リフォームできる範囲や使える建材などの制限が生まれる可能性があることを覚えておきましょう。
賃貸の場合、契約の時点でDIYやリフォームが可能になっていない限り、退去時は原状回復を求められます。
押入れの中を撤去するようなリフォームは当然できません。
襖を取り外すなどの簡単なリフォームでも、取り外した襖を捨てずに管理しなくてはならないなどの制限があります。
賃貸の場合は、持ち家とくらべるとリフォームに制限があることを忘れないようにしましょう。
本格的な押入れリフォームは業者の力を借りる必要がありますが、簡単なリフォームであればDIYでも可能です。
DIYで行う押入れリフォームの一例をご紹介します。
襖を取り外してカーテンを設置するだけで、押入れの機能やデザインを変えられます。
カーテンの設置は、カーテンレールやつっぱり棒を使えばできるため簡単です。
カーテンは襖や引き戸とは違い押入れを全開にできます。
幅の広いものでも簡単に収納できるようになります。
カーテンはデザインが豊富なため、部屋にあった製品を選べるのもうれしいメリットです。
つっぱり棒やハンガーラックの設置も手軽にできるDIYのひとつです。
どちらもクローゼットのバール代わりに使えるため、これだけでも押入れの利便性や収納力を向上できます。
ハンガーラックを活用する場合は、押入れのサイズに合わせて調節できるタイプを選びましょう。
ハンガーラックが置けない場合は、押入れ用ポールを活用しましょう。
押入れ用ポールなら、ハンガーラックの様にサイズを選ぶ必要がない上に、脚がない分スペースが確保できます。
注意点として、押入れ用ポールはネジで壁と天井に固定するため、天袋の床部分がしっかりしていないとポールが曲がる危険性があります。
ひとりで設置するのが難しい道具でもありますから、設置の際は気を付けながら作業しましょう。
ディアウォールは、ツーバイフォー材でできた柱をつっぱり棒の要領で設置できる便利グッズです。
ディアウォールを活用すれば壁に直接くぎを打たずにパイプハンガーなどの道具を設置できます。
バネを利用して設置するため、押入れの壁に補強がないとダメージを与えてしまう場合がある点に注意しましょう。
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押入れリフォームはたくさんのアイデアや方法があるリフォームです。
成功させるには押入れの特徴やリフォーム時の注意点を押さえておく必要があります。
押入れリフォームは多くの方が挑戦しているリフォームで、工夫次第では今以上に生活を豊かにできるリフォームでもあります。
DIYでもできますが、やはり本格的なリフォームは、業者の力が必要です。
「サカエデザイン」では、押入れリフォームのご相談も受け付けています。
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